潮風とともに
気がついたら明け方近くになっていて、
それでもタイピングする手を止められなかった。
あれから3つ案を考えてみた。
それに、加えてチャペルの内装や、会場の内装についても。
それを弘人さんのパソコンに、送っておいた。
朝の5時。
波瑠にメールを入れて、私はベッドに潜り込んだ。
達成感がすごい。
もしかしたら通らないかもしれない。
けどそれでもいい。
少しでも私が考えた企画を気に入ってもらえたら。
ブライダル部門を立ち上げるための土台にしてもらえた。
そう思いながら私は眠りについた。