潮風とともに
美穂も受け入れてもらえているんだと思うと嬉しくなる。
「瑠碧ちゃん、美穂ちゃんとは親友って聞いてるから、二人がこっちにきても、寂しくはないわね?」
弘人さんのお母さんに言われて、私は頷いた。
「母さん、俺達そろそろ帰るわ。
明日役場に行ったら、帰りに寄るから。」
波瑠がそう言うと、お母さんたちがみんなニヤニヤしてこちらを見つめてくるから、私は恥ずかしくて俯いた
「そぉよねぇーーーー。そりゃ、こんなに可愛いい瑠碧ちゃんを前にして、お酒よりも瑠碧ちゃんを早く食べたいわよね。」
お母さんの発言にみんながどっと笑う。
「そうだよなー。波瑠!おまえ、ちゃんと瑠碧ちゃんを満足させてやらねーと!こんなに美人で器量がいいんだ、すぐに他のやつに持ってかれるぞ?!」
社長の言葉に波瑠がむっとする。
「そりゃ大丈夫だろう。な?瑠碧ちゃん。」
顔を赤くして酔っぱらっている弘人さんが波瑠の肩に腕を組ながら私をみた。
っっっ、、、、
どうしよう。何て言えばいいのか分かんない……
「はぁー。瑠碧答えなくていいから、真剣に悩むな。」
波瑠が弘人さんの腕を軽く叩き払った。
「おまえ、でも大事なことだぞ!子どもだってこれからつくっていかなきゃなんねぇんだからな!?」
社長さんが尚もいい募る。
私は居たたまれなくなった
「っあのっっ!大丈夫です!!!
波瑠は優しくしてくれるし、大事にしてくれます!相性もバッチリで、私が波瑠や溺れてるくらいなんです!!!」