潮風とともに
駅に着くと、既に美穂が待っているのが見えて駆け寄った。
「美穂、ごめんお待たせ!!
どっか入ろう。お腹すいた!!!」
「まだ時間じゃないし大丈夫。
暑いしそこのカフェでランチしてから行こうか。」
カフェに入ってランチを注文すると、水を一気に飲んだ。
「それで、どうやったん?」
美穂も水を一口飲むと待ってたとばかりに聞いてきた。
私は先程の実家での話をして、
これで明日からすっきりと沖縄にいけるねと伝えた。
「そっかー。瑠碧のお兄ちゃんの鬼の形相が
目に浮かぶわ。あんなイケメン弁護士でやり手とか。。、、
剛は従兄弟だけどさ、私たちの関係は変わらないよね?」
美穂が心配そうにしている。
「当たり前だよ!うちら親友だもん。
これからもよろしくね?」
「よかった。。じゃぁ、早速買い物に行きますか!」
明るく言った美穂に頷くと、
席を立って店を出た。