潮風とともに
見つめて言うと
「ッッッ!!!!!」
息を詰めた波瑠が目を見開いて、切なく笑った。
「ダメ。これ以上したら止められなくなる。
間違いなく、瑠碧を抱いてしまうから……。」
「それでもいい。お願い。。。……波瑠」
私は握った手に力を込めた。
ふーーーっと深く息を吐いた波瑠は覚悟を決めたように起き上がり、私を立ち上がらせた。
そのまま手を引かれてコテージまで歩き、
部屋に、入った途端
ドアに背中を押し付けられ、熱い波瑠の深いキスに襲われた。
波瑠がキスをしながら鍵をかけ、中のロックまでかけた。
もしかしたら美穂が帰ってくるかもと思ったけど
中からロックがかかっていれば、見られる心配はない。
熱い熱いキスをしながら、波瑠が私の胸元に手を置いた。
「んぁ……波瑠、ベッドいこ?」
唇を離して言うと、波瑠が勢いよく私を横抱きにして一番奥の寝室へと入っていった。
広いコテージにはもう1つ寝室がある。
ベッドにそっと寝かせられると、波瑠が私を組敷いた。
波瑠の背後には星が煌めく夜空が見える、
キラキラ輝く波瑠が綺麗だと思った。