潮風とともに


レストランの出口で美穂たちと別れ、私たちはコテージに戻った。



「波瑠、明日の、、、ありがと。心配しないでね?
私は波瑠を好きなんやから。」


私はそっと波瑠の頬にキスをした。

「それは分かってるけど、ただヤキモチやいただけ。
友達には俺の彼女って言ってあるから。」

それが、すごく嬉しくて波瑠の腕に抱きついた。


「波瑠、いつか大阪にも遊びに来てね?
私、休み取って案内するから!!絶対!」

「それ、オレも考えてたんだけどら来月夏休み取るから、大阪遊びに行く。弘人にも明日お願いしてみる。」


うそ!!やったーーーー!


「日にちっていつ決まる?決まったら休み申請するから!」

「明日には決まるよ。すぐに連絡する。」


嬉しい!!来月また会えるなんて!


こうして、お互いに行き来すれば、
寂しくなんてない。


近くにいても仕事の休みが会わなければ一ヶ月や二ヶ月会えないカップルなんてたくさんいるもん。


「波瑠、嬉しい!ありがと。

ふふっ、幸せ……」


波瑠の優しい笑みが私の瞳を捕らえて、そのまま深いキスをくれた。


「っん……っまって……お風呂…………はいろ?」

私が言うと波瑠が今まで見せたことのないイジワルな顔をした。


ッドキ!!!


「一緒にはいるならいいよ。」


イジワルな顔のまま、ん?と首をかしげる。


ズルい、、、

そんなギャップ魅せられたら嫌なんて言えないよ……
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