潮風とともに
夜に私たちが宿泊してるホテルで待ち合わせて、
私たちは店を後にした。
ミキちゃんが運転をしてくれて、四人で免税店に向かう。
私は車の中で波瑠にミキちゃんとゆかりさんも一緒に出掛けることになったと連絡をした。
するとすぐに着信音がなり、見てみると返事ではなくて着信で、慌ててタッチした。
「もしもし。波瑠?休憩中だった??」
「今入ったとこ。悟からも連絡きてた。夜に一緒に飯食おうって……
それに今ミキとゆかりもいるの?」
「うんそうだよ。四人で行くことになった。
すごく楽しいよ。
ふふっ、波瑠?波瑠と、みきちゃんソックリだよね。」
「はぁー。今日はミキが出勤かどうか確かめるの忘れてた。」
思いっきりタメ息をついて、
眉間に皺を寄せているのが想像できて、私は笑ってしまった。
「どうして?会わせたくなかったの?」
紹介したくなかったとか……?
「瑠碧、瑠碧が思ってるようなことはないから。
あいつ、母親に似てお喋りだから……瑠碧に色々聞き出してるんじゃないかと思ってさ。」
そうゆうことか……
嫌なのかと思った……
「それなら大丈夫だよ?夜、お兄ちゃんに直接聞くって言ってた。」
私が笑いながら言うと、
また電話の向こうでため息が聞こえた。