潮風とともに


「赤嶺さん、ここ、いいですか??」


……だれ??


「っあ、彼女さんと電話ですか??
大阪から来てるっていう、あのやたらと胸がデカイ彼女。美人ですよねー。さすが、内地の人って感じで。

服装とかも垢抜けてますよね。ここでもすごく目立ってますよね!!!」



波瑠が無言で何も言わないから心配になる。。。



どうしたんだろう……


私が難しい顔をしていたからか、
美穂がジェスチャーで大丈夫?っと聞いてきた。


私は首を傾げて、苦笑いを返す。


「うるせーよ。電話してんの分かってんなら、話しかけんじゃねぇ。他にも席あいてんだろ。」

波瑠が聞いたことこない、冷たい声で言った。



「瑠碧?ごめん、邪魔が入って。

夜、待ってるからな。
……早く会いたい。。。」


「私もだよ?波瑠……」



「あ、そうだ。さっき支配人に頼んで来月の20日から23日で休み取った。月曜から木曜なんだけど、大丈夫かな。」


「わかった!私も今から電話して休みとるね?
うれしい!!どこに行きたいか、夜にはなそうね。」


「あぁ。俺も楽しみだよ。
買い物、気を付けてな?」


「うん!じゃあ、まあ後でね!」


私が電話を切って、スマホを見つめていると、

ニヤニヤした6つの瞳に晒されていた……
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