潮風とともに


「あー、それなら良かったよ。話そうと思ってたとこ。


相手の名前ね、小野万里江。私の職場の後輩でウェディングプランナーしてる。」


「……は?おまえ……浮気相手、後輩なのか……


じゃあ、とことんやらないとな。内容証明、実家と職場にも送っておくよ。
おまえは、相手から連絡がきても絶対にとるなよ。
あと相澤からの連絡も。」


「うん、わかったよ。
じゃあよろしくね?」


私は電話を切ってふーっと息を吐いた?



「さぁ、着いたよー!ジャスト!!!」


ミキちゃんがそう言ってエンジンを切った。


フロントに寄って鍵をもらってからコテージに向かう。


弘人さんも波瑠の姿も見えない。


もう上がったのかな??



電話してみようか、、、



とりあえず、まだ仕事かもしれないから帰ってきたことをメールで伝えた。


部屋について荷物を置くと

四人でソファーに座った。



「あー楽しかったね!ねぇ、二人の連絡先教えてよ!
また近いうちにこっちに来るんでしょ?」


そう言ってゆかりさんがスマホを出したので、四人で連絡先を交換した。



「よかったー二人がいてくれるから、沖縄にくる勇気がわく!知ってる人がいら安心!」
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