意地悪上司は王子様…?

元気に見せようといつもより少しばかり高めにくくった髪のせいで横からアホ毛がたくさんでていて、‥これじゃあ元気どころか完全に私の考えと空回りしている

もう嫌だ‥憂鬱すぎてほんとに泣きたくなる

今ここに大きな穴でもあったらそこに入ってしばらく動かないだろう

でもここには穴なんてあるんけなく、あるのはさっきから嘲笑うように私に向けられる彼の視線だけで…

「っ…雨だからはねちゃっただけです、失礼します」

そんな彼の視線に
どうにもここにいたたまれなくなり今度は雨のせいにして滑りこむように改札へと逃げこんだ

ほんとに今日はもう最悪だ…
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