意地悪上司は王子様…?

完全に朝の人に気を取られてしまって自己紹介すらするのを忘れるとは我ながらほんとに馬鹿だとおもう

せめて罠だとわかっていても、この会社を勧めてくれた美恵とそしてさっきからあざ笑うように私を見てくるあの人をぎゃふんと言わせるぐらいの勢いで行かなくては…

どうせ、落ちるんだったら私ができる奴だってことを示してから落ちたい


我ながら訳のわからない理由をだしているが結局はただこのままいつもどうり、何も話せず落ちてしまってはさすがに私の中のプライドが許さないので

せめてしっかり面接を成し遂げたいという私の勝手な意地なのだが‥

「。…」

その後のことはよく覚えていない。
いつもより張り切って面接したのは確かで、
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