ホスト恋
ナビに任せっきりで、私は夢の中。
気付いたら、
数ヶ月ぶりのアパートに到着していた。
蓮を入れるのは申し訳ないくらい汚いし…冷蔵庫の物は残念な感じ。
『帰ったほうがいいかも』
「帰らねぇし」
そう言って…
後ろから抱きついて来た。
不意すぎて、キュンキュン…
でも、今はそんな時間ない。
とりあえず、片付けないとヤバい…
『片付けるから待ってて』
って、
言ったら…
ふてくされて、ベッドにうつ伏せで倒れ込んだ蓮。
『蓮、ごめんねぇ』
「………」
『…蓮?』
蓮からの返答がない。
…え?
まさか、この短時間で寝た?
忍び足で様子を見にいくと、予想通り…熟睡中でした。