ホスト恋
「おはよう。お待たせ」
『おはよう』
朝の挨拶をしたあとはいつも通り、助手席に乗って…いざ、出発。
3日前はどうなるか、
と思ったけど…無事で何よりだった。
車の中では、伊豆の観光雑誌を見ながら…話をして盛り上がっていた。
『何時に着くかな?』
「午後過ぎじゃないかな」
って、
蓮の言った通り、お昼過ぎに到着。
チェックイン時間までの少しの間を観光する事になった。
最初は観光地でもあり、有名な公園。
緑が沢山あってすごく綺麗だった。
それに涼しくて、
それに、平日という事もあってガラガラ。
人とあまり会わなくて、何だか貸切みたいだった。
「綺麗だね」
『うん、綺麗』
手を繋いで、久しぶりのデート気分。
しかも、喧嘩の後だから…
いつも以上に幸せを感じていた。
今日と明日はお泊まりだから…嫌でも、一緒にいられる。
幸せすぎて、死にそう。
わたし、大丈夫かな。
蓮と一緒にいるようになってから何度死にかけているか…わからない。