ホスト恋






突然の連絡で仕事が入ってしまった。



お客も大事だけど…

俺の一番大切にしているのは美愛。





それでも、行かなくてはいけない仕事が入ってしまった。






俺は隠さずに美愛に、

「仕事が入った」と伝えた。



すると、美愛は珍しく素直で…『うん、行ってらっしゃい』と話した。




美愛もどこかで勘付いていたかもしれない。

でも、一瞬泣きそうな目をして俺を見た。







申し訳ない。ごめんね

って、

言おうとした瞬間に…


俺の前を去って、寝室に入って行ってしまった。







そりゃ、そうだよね。

怒る、美愛の気持ちもわからなくない。




最近は美愛と一緒にいる時間を作ってあげる事が出来ていない。






< 168 / 274 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop