ホスト恋
突然の連絡で仕事が入ってしまった。
お客も大事だけど…
俺の一番大切にしているのは美愛。
それでも、行かなくてはいけない仕事が入ってしまった。
俺は隠さずに美愛に、
「仕事が入った」と伝えた。
すると、美愛は珍しく素直で…『うん、行ってらっしゃい』と話した。
美愛もどこかで勘付いていたかもしれない。
でも、一瞬泣きそうな目をして俺を見た。
申し訳ない。ごめんね
って、
言おうとした瞬間に…
俺の前を去って、寝室に入って行ってしまった。
そりゃ、そうだよね。
怒る、美愛の気持ちもわからなくない。
最近は美愛と一緒にいる時間を作ってあげる事が出来ていない。