ホスト恋
私は色々考えながらも
【おばあの所にいるよ。今日帰るから心配しないで…電話出れなくてごめんね】
と、送った。
会いたい。
蓮に会いたい。
結局、私には蓮しかない。
こうやって、離れて生活するだけでわかる事はたくさんある。
私はどんな事をされても蓮が好き。
蓮と生きていきたいと思う。
私はその後、満喫をチェックアウトして…最後にもう一度おばあに会いに行った。
『おばあ帰るね!次は蓮と来るね』
と、
だけ伝え、帰路に着いた。
家に着く頃にはすでに3時を回っていて、蓮は仕事に行く準備をしていた。
『ただいま』
「美愛!」
初めての玄関までのお出迎えだった。
こんな事してくれる人だったっけ?
と、
思っていたら
「美愛!ごめんな」と、急に抱きしめられた。
それも、痛いくらいに…