ホスト恋





『蓮、ぃたいよ…』

「どこ行っちゃったかと思ったよ」

『心配かけてごめんね』





そう言うと…

蓮は首を横に振った。




心配してくれる人がいるだけで私は幸せ。






私は少し強がって、

『仕事頑張ってきてね』と言った。




私がそう言わないと、蓮は気持ちよく仕事にはいけない。






私の些細なる気遣いだった。







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