ホスト恋
「会いたかった」
『今日、何してたの?』
「美愛の事、考えてた。」
『嘘ばっかり』
って、
言いながらも、すごく嬉しかった。
引き寄せられ、自然と蓮の膝の上に座った。
久しぶりの2人の時間だった。
誰にも追われず、
お互いがお互いを求め合う時間。
『んっ、、』
蓮のキスするスピードが徐々に早くなって行き、ついて行くので精一杯の私。
少しずつ、
手が洋服の中に入って行くのもわかった。
あとは、蓮に身体を預けるだけ。
蓮のしている指輪がほんのり冷たくて、体に当たるたびに無意識に反応してしまった。
『蓮、、』
「可愛いよ、美愛」
この時間が一番、幸せだと感じる。
それに、蓮を一番感じられる瞬間でもある。
『蓮、幸せだよ。』
「幸せ」と、言っても…足りないくらい幸せ。
蓮と出会えて良かった。
蓮の彼女になれて、幸せ。
何よりも、蓮には感謝しかない。