ホスト恋






でも、日に日に強くなる悪阻に耐えられなくて、休む事もあった。




行きたいのに、いけないのは辛かった。



我慢して行っても、

お昼で帰ってくることも結構日常だった。






蓮がいると、落ち着いてるけど…蓮がいない日中は最悪だった。







赤ちゃんもわかっているのかな。

それとも、自分の気持ちの問題かな。




わからないけど…ここまでも蓮がいないと生きていけない自分が腹立たしかった。










『やだ』

って、子どものように蓮の前で駄々をこねる事もあった。




かなり、不安定だった。

おばあを思い出しては泣くし…



自分を自分でコントロールできなかった。







まだ、私は子ども。

蓮には申し訳なかった。






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