ホスト恋
蓮に心配を掛けたくなくて、テーブルに顔を伏せて静かに涙を流した。
でも、蓮には叶わないね。
黙ってても、わかってくれるんだね。
さすが、ホスト。
人を相手に商売しているだけあるね。
ソファーに座っていた蓮は何も言わず、私の隣に来て、腰に手を回してきた。
「今は思いっきり泣けばいい。我慢何てする必要ないんだよ。美愛」
最近は泣きすぎて、疲れる。
泣く事だけに、体力を使ってる気がする。
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