ホスト恋

「いただきます」

『いただきます』







いつも通り、食べる前に手を合わせた。





正直、食欲がない。

けど…蓮に心配を掛けたくなくて、食べた。







でも、半分で限界。

残った半分は蓮にあげた。






食べる蓮を見つめながら、明日の予定を聞く。







『明日何時に帰る？』

「12時頃」

『わかった』





明日の事を考えると不安。






一人…

一人ぼっちになってしまう。






でも、蓮がいてくれる事が当たり前と思ってはいけない。




仕事を休んでまで…

しかも蓮の仕事は客商売。




そんな人に仕事を休ませてしまった事に対して申し訳ないと思う。