ホスト恋
遺品整理をしていると、
私が小さい頃に書いた絵とか、
手紙が出て来て、
蓮と笑う、この幸せな感じ。
「字がきたねぇな」
『そういう事言わんで』
「これ、美愛?」
『これ、おばあでこれが美愛でこれがママ。かわいい?』
「今の美愛の方がかわい」
そう言って…
蓮は肩に手を回してきた。
まぁ、これが私達の日常なんです。
『うっさい』
って、
頭を叩くけど…
最近は蓮のおかげで笑うようになった。
「笑った顔が一番かわいよ。」
って、
蓮はそう言ってくれた。
たまにドキッとする事もある。
とりあえず、蓮は距離が近い。