俺と彼奴らと死神と・・・?〜ほぼ脱出不可能な建物〜
それから、宿屋に行こうと
雪姫が一歩、足を踏み出したら

───パリンッッ───

っと、照明が落ちて来た
咄嗟に雪姫を後ろに引っ張る
「あ、ありがとう、忍ちゃん」
「あぁ...」
此の照明、確実に雪姫を狙ったな...
照明の事もあり
俺達は慎重に宿屋に行った

宿屋の中に入ると
そこには誰もいなかった
しかし、音楽が流れていた
「あら、いい曲ね」
「あぁ...クラッシックだな」
俺は受付を漁る
何でもいいから
身を守れそうなもの・・・
俺が受付を漁り始めたのを見ると
雪姫も机や椅子を漁っていた
!!此れは...
「雪姫」
ソファーのクッションの下を見ていた
雪姫に、俺は声をかけた
「どうしたの?」
「此れ・・・」
「!!それ、拳銃じゃない!!」
「あぁ、マグナムだな、八発装填出来るんだが
 三発しかない、まだ、何処かに
 弾があるかもしれねぇから、探すぞ
 お前は此れ持っとけ」
「え?でも!」
「俺は体術とか得意だから、大丈夫だ
 それか、別のもの探す」
「そ、そう、ありがとね!」
それから、一回の受付フロアは探したが
拳銃以外は何も出なかった
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