見えそうで見えない君
仕事も上手くいかず、婚約者からの突然の別れに心は付いていけない。

周りを見れば楽しそうなカップルや家族が嫌と言うほど目に入り惨めになる。


それなら…いっそ死んでしまいたい。





由比の矛先は赤信号の交差点に自然と向いていた。

クリスマスの繁華街に似合わない衝撃音。

由比は車に跳ねられた。
不思議と痛みは感じず意識が朦朧とする。

近くなはずなのに由比には遠くで悲鳴や安否確認する声が聞こえる。





何だか眠くなってきちゃった…。

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