見えそうで見えない君
「何時もの場所空いてて良かったね。ちょっと待ってて」
男は由比を置いて1人で人混みへと消えていく。
目の前は由比の好きな光景。テーマパークに行くと必ず見るショーの下準備がされている。
何故此処に居るのか、あの男が誰なのかすらわからない。
考えても堂々巡り。
「由比お待たせ!」
振り返ると、クマの大きなぬいぐるみを持った男。
「あ、これ欲しかったやつ!!」
大好きなキャラクターのぬいぐるみを目の前にしたら、考えててた事がどうでもよくなった。
きっと、辛い思いしたから神様が最後くらい良い夢を見せてくれてると思い、誰だか解らない男と楽しむ事に決めた。
ショーが始まると男がカメラを渡してきた。
由比が愛用している一眼レフだ。
「何で持ってるの?」
若干、この世界に違和感を感じ聞いてみる。
「由比、いつも重たいって言うじゃん。だから持ってたんだよ」
男は何気なく言う。
ショーは何ら変わりなく楽しめた。
その後、気に入ってる店へ案内されランチする。
男は由比の事をよく知っている。
ランチが終わると決まって2回目のショーをみること。
会いたいキャラクターに会いに行くことも。
夕方になると由比のなかで、ふと疑問に思った事がある。
『この後はどうなるんだろう?』
男は由比を置いて1人で人混みへと消えていく。
目の前は由比の好きな光景。テーマパークに行くと必ず見るショーの下準備がされている。
何故此処に居るのか、あの男が誰なのかすらわからない。
考えても堂々巡り。
「由比お待たせ!」
振り返ると、クマの大きなぬいぐるみを持った男。
「あ、これ欲しかったやつ!!」
大好きなキャラクターのぬいぐるみを目の前にしたら、考えててた事がどうでもよくなった。
きっと、辛い思いしたから神様が最後くらい良い夢を見せてくれてると思い、誰だか解らない男と楽しむ事に決めた。
ショーが始まると男がカメラを渡してきた。
由比が愛用している一眼レフだ。
「何で持ってるの?」
若干、この世界に違和感を感じ聞いてみる。
「由比、いつも重たいって言うじゃん。だから持ってたんだよ」
男は何気なく言う。
ショーは何ら変わりなく楽しめた。
その後、気に入ってる店へ案内されランチする。
男は由比の事をよく知っている。
ランチが終わると決まって2回目のショーをみること。
会いたいキャラクターに会いに行くことも。
夕方になると由比のなかで、ふと疑問に思った事がある。
『この後はどうなるんだろう?』