元姫の秘密

「なんでそんな下らない冗談を言わなきゃならないのよ？」



そういうと夏歩はいきなりうなり出した



「うぅっだったら私誰に教えてもらえばいいのよ〜」



あっ、あいつは？




「海都は、無理だね。英語出来ないし…んーじゃああいつは？疾風。疾風なら教えれるんじゃない？生まれも育ちも日本だからネイティブな発音ではないけど…文法とかだけ教えて貰って発音を夏美に教えて貰ったら？発音だけなら厳しくもないだろうし…」



一瞬考える素振りを見せたがすぐに

「そうする！教えてくれるって言った方ごめんなさい」



今まで黙ってた優愛が口に出してきた



「夏歩、その子に関わってはだめよ。おじ様の言いつけを忘れたの？」



言いつけ？なにそれ



「おじ様からそんなのがあったの？え、おじ様って夏美と夏歩のところのよね？なんの？」



「あぁ、暴走族なんかと関わるなって言いつけのことよ。風龍はお爺様公認だからお父様も黙認されているけど他の暴走族とは関わってはいけないと強く言われているの。」