元姫の秘密
「ありがとう!」



「どうして…2人とも私を信じてくれないの…?」




そう言って泣き出した結友



「あんたさ、今蹴られたり殴られたりしたんだって言ったよね?でもね、それは無理があるんだよ」




「え…?どういう…」



「 そのまんまよ。この子は人を蹴ったり殴ったりなんてできないの。」



「そういうことだ。お前は今墓穴を掘ったんだよ。フッ嘘はもう少しバレないようにつくんだったなバカ」


「おい!人を殴れないってどういう事だよ!!!」




つっかかって来たのは黒蝶の総長



「こいつはな…」




そこからは私が言わないと




「私が言うわ。私はね…先天性心疾患を患っているのよ。日常生活は問題ないの。だけど運動や体力を使うことは何ひとつやってきたことないの。ドクターストップがかかっているからね。そんな私が出来ると思う?たとえ蹴ったりできたとしても、怪我をさせれるほどの力がないのよ」
< 35 / 64 >

この作品をシェア

pagetop