非現実が現実に
「ほんとにー??」
「きっと、それは雪弥がかっこよすぎて
渡せなかったんだよ!」
「いや、ないない。笑」
「ある!」
「ないっ」
「あーるー!っっ」
「ないーっ!」
なんて変ないい合いをしてたら、
「おい、きみたち。」
「俺を忘れたのか?」
優人くんが、部屋に入ってきた。
「うん、忘れてた…」
「ゆ、雪弥〜っ!?」
「友を忘れるなー!」
「友だっけ?」
「当たり前だろ〜っ泣」
こんなふたりのやり取りをみてたら…
なぜか勝手に笑けてきて、
気づけば声を出して笑っていた。