非現実が現実に
「ぷっ、あはははっ!」
「やばい…お腹がっ…あははっ…笑」

すると、急にふたりが黙っちゃうから
びっくりして笑えなくなってしまった。笑

「な、なに?」

「いや、由香のそんな大声で笑うとこ見たことないな…って。」

「そ、そう?」

「うん。」

「由香ちゃんの笑うとこ、初めて見た〜」

は、はじめて!?

「あー…
そうっすか。」
「ありがとうございます笑」

「いえいえでございます笑」


「てか、お前ら時間大丈夫なの?」
「いま、7時すぎだけど…」

あ、うそっ。
もうそんな??

やばーい。
遅くなるって連絡してないよ〜

「帰らないと」

「そっか。
優人、無事送り届けろよ?」

「あ、ごめん…」
「俺、このあと寄らないといけないとこ
あっから。」
「雪弥、送れよ」

「あ、ならひとりで帰れるから大丈夫だよ!」

「いや、送る。」

へ?っ…

「あ、ありがと…う。」

「じゃ、二人ともばっいばーい」

「あ、うん!
またあした!」

バタン

優人くんが、出て行ってから部屋がものすごく静かになった…

「じゃあ、帰ろうか?」

「う、うんっ!」

あーもー!!
なんか、緊張してるし。自分!

友達だろー?雪弥とは。

緊張してんな!ばか!由香!!
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