非現実が現実に

明日からね。

あーしーたーっ！

頑張ろう、頑張ろう、じゃなく
行動で示さないと。


「由香ちゃーんっ！」


あ…
このチャラチャラした声は…

振り返ったら、猛ダッシュでこちらまで
走ってきている…

優人くんの姿がございます、！


いったい何ー？

「は、はい！」

「体育委員っ… はぁはぁ…」

あ！！
忘れてた〜笑

ゆかりも、教えてよー！！

うっそー。
しでかした…泣

ごめんなさい。

「すぐ戻ります…」

「いやー、久々に走ったわー。笑」

「ごめんなさい…」

「いやいやいや！いい運動なったし。笑」

「あ、上履き履き替えて戻るので！」

「あー…それがさ。
俺、全部やっちゃったんだよね？」

「えっ！？」

もう！？
はやくない？？

「それについては、いいからいいから。」
「てことで一つお願い聞いてくれない？」

「聞きます！！」

「雪弥と帰ってあげてくれない…？」

雪弥と！？

い、いけど…

うまく喋れるかな〜。

めっちゃ心配。