非現実が現実に
下駄箱で待っていると、
優人くんに肩を借りながら歩いてくる
雪弥がいた。

え、呼吸苦しそう…

ほんとに大丈夫なの!?

優人「じゃ、頼むよ。」

由香「は、はいっ!」

優人「よいしょっと。」

優人くんが雪弥をあたしに預けた…

んだけど、おもっ…

ごめん、ほんとに重い。笑

支えられるかな〜

「じ、じゃあ!」

「うん、よろしくねー?」

「は、はーぁい」

雪弥と一緒に歩いてるせいか、
周りの女子たちが何気に見てくる…

うぅ。

ほんとに、目立つのとか無理なんです…
あたし。あ

あ、でもそんなこと気にしてられない。
まずは雪弥の体調だ!!

校門まであと、50m…

20m…




ついたっ!

と、ここから駅までね。

行かないと。

でも、ほんとに雪弥が苦しそう。


「ね、ねぇ…?」

「ん?」

「タクシー呼ぼうか?」

「じゃあ、うん…」

てことで、タクシーを呼んだ。
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