渡せなかったラブレター
戦場でしかなかった
小学校も
卒業する日が来て
あたしの手元には
卒業アルバムがきた
何度も開いたページには
全部
章弘が載っていた
どの顔も
あたしの知っている
あの顔ではない
みんな知らないでしょ?
ホントはね
優しい顔して
照れくさそうに
笑うんだよ?
章弘は
輪から外れて
『みんなと一緒』を
激しく拒んだ章弘が
ぽつぽつと
写真に載っていた
あたしの心に
黒いしみみたいに
焼きついていった
ここを卒業しても
おんなじ中学に行く
章弘はこれから
どんな風に
なっていくんだろう
中学生になったら
大好きな
バスケ部に
入るだろうか
それとも
一緒にのめりこんだ
サッカー部に
入るだろうか
悪いこととは
手を切って
新しい人生を
まっすぐ生きて欲しいな
自分の
新しい一歩への
不安や計画もよそに
遠くなって
見えなくなってしまった
愛しい者のことを
ずっとずっと
考えていた
もうずいぶん
古くなって
くすみかけた
キラキラした思い出を
胸に抱いて
あたしは
中学生になった
小学校も
卒業する日が来て
あたしの手元には
卒業アルバムがきた
何度も開いたページには
全部
章弘が載っていた
どの顔も
あたしの知っている
あの顔ではない
みんな知らないでしょ?
ホントはね
優しい顔して
照れくさそうに
笑うんだよ?
章弘は
輪から外れて
『みんなと一緒』を
激しく拒んだ章弘が
ぽつぽつと
写真に載っていた
あたしの心に
黒いしみみたいに
焼きついていった
ここを卒業しても
おんなじ中学に行く
章弘はこれから
どんな風に
なっていくんだろう
中学生になったら
大好きな
バスケ部に
入るだろうか
それとも
一緒にのめりこんだ
サッカー部に
入るだろうか
悪いこととは
手を切って
新しい人生を
まっすぐ生きて欲しいな
自分の
新しい一歩への
不安や計画もよそに
遠くなって
見えなくなってしまった
愛しい者のことを
ずっとずっと
考えていた
もうずいぶん
古くなって
くすみかけた
キラキラした思い出を
胸に抱いて
あたしは
中学生になった