最後の時間を貴方に
高校3年 ~新学期~



「私、3ー5だあああ!!!やったああ!!!」





「俺、3ー1かよ…………。仲いい奴いねぇーじゃん」



「お前、ドンマイじゃんw俺、3ー4だ!おっしゃっ」



季節は冬から春へと変わって、

新学期が始まった。


高校生活もこれで最後になってしまうと
思うと皆、思い出を作ろうと張り切っている。



でも、私には

思い出なんていらない。

新しいクラスもいらない。

何もかも必要ないのに。



どうせ、私はまた皆とは違うと言われて

バケツに入った水を投げられ


机に酷いことを書かれ


酷い時には数人の女子が私を暴行する。




イジメ。




なにが友達なんだろう。

私のことを友達は逃げて助けてくれなかった。



学校なんて無ければ、私はもっと
辛いことなんて増えなかったのに。


皆は、私を殺そうとしてるの?


これから起こる出来事で私の日常は
大きく変化し、私を変えた。






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