最後の時間を貴方に

私の名前は、黒瀬 星衣。


小さい頃の親の暴力で私は変わってしまった。
誰とも話さないで心も開けない。


新学期のクラスは3ー2。



そして、新しいクラスの教室に入ると
私の顔を見た瞬間ヒソヒソと話し始める。



新しいクラスになっても私がいじめられる
のは変わらないのだと宣言されているかのように

伝わってきた。



私は、また苦しまないといけないの?

分かってる。分かってるけど……。
嫌だよ。辛い。苦しいよ。




「はぁ……ぁ。はぁ。はぁ。」


こんなだったら死にたい。

誰か、早く殺して。


「助けて……。」






バタンっ…!!!!!!!




「「「た、倒れた…!!!!」」」


「うぁー。倒れた振りとかーwバカじゃん」



「どんだけ友達が欲しいんだよ…w」


「「「笑笑笑」」」



遠くから皆がクスクス笑っているのが
聞こえた瞬間、私は


意識を失った。
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