俺たちの妹・3
授業を終えて、病院へ向かう。
『あ、日向くんいい所に来てくれた』
病室までの廊下を歩いていると、森先生と出会った。
『美晴がどうかしましたか?』
『そろそろ検査したいなと思ってたからグッドタイミング。みぃちゃんは相変わらずお利口さんだよ』
『ご迷惑掛けてなければ安心です』
『みぃちゃんのワガママなんて可愛いもんだよ』
そう言って笑う森先生の言う事がこの時は分からなかったけど、仕事を始めてみて共感出来たんだよな……
『美晴、ただいま』
『ひなにぃおかえり』
にっこり出迎えてくれた美晴は、ご機嫌みたいだ。
『みぃちゃん、ご機嫌のところ悪いけど、そろそろ検査行こうか。日向くんも一緒に行けるから』
森先生の言葉を聞いて、俺の腕にしがみついた美晴。
その様子を見て、苦笑いをする森先生。
『日向くん、みぃちゃんと一緒に来てね』
『分かりました。美晴、ほら俺も一緒に行くから大丈夫。ね?』
俺の顔をじっと見上げて、不安そうに瞳を揺らす。
『大丈夫。いつも、森先生優しいだろ?』
なんとか美晴を慰めながら診察室へ行く。
診察室についても、俺からなかなか離れない美晴。
『みぃ?何が嫌なの?教えて?』
『…………いたいのも、ひとりもいや』
美晴は少し遠慮ぎみに小さい声を発した。
『あ、日向くんいい所に来てくれた』
病室までの廊下を歩いていると、森先生と出会った。
『美晴がどうかしましたか?』
『そろそろ検査したいなと思ってたからグッドタイミング。みぃちゃんは相変わらずお利口さんだよ』
『ご迷惑掛けてなければ安心です』
『みぃちゃんのワガママなんて可愛いもんだよ』
そう言って笑う森先生の言う事がこの時は分からなかったけど、仕事を始めてみて共感出来たんだよな……
『美晴、ただいま』
『ひなにぃおかえり』
にっこり出迎えてくれた美晴は、ご機嫌みたいだ。
『みぃちゃん、ご機嫌のところ悪いけど、そろそろ検査行こうか。日向くんも一緒に行けるから』
森先生の言葉を聞いて、俺の腕にしがみついた美晴。
その様子を見て、苦笑いをする森先生。
『日向くん、みぃちゃんと一緒に来てね』
『分かりました。美晴、ほら俺も一緒に行くから大丈夫。ね?』
俺の顔をじっと見上げて、不安そうに瞳を揺らす。
『大丈夫。いつも、森先生優しいだろ?』
なんとか美晴を慰めながら診察室へ行く。
診察室についても、俺からなかなか離れない美晴。
『みぃ?何が嫌なの?教えて?』
『…………いたいのも、ひとりもいや』
美晴は少し遠慮ぎみに小さい声を発した。