俺たちの妹・3
病室に戻ると兄貴も来ていた。
『みぃ。おかえり』
笑顔で美晴を迎えた兄貴。
『かなにぃっ‼ おかえり』
兄貴の姿を見つけた美晴は、兄貴に抱きついた。
『検査頑張ってたんだね』
『ひなにぃが、ずっといっしょだったから、がんばれたよ』
『そうか~。よかったな』
そう言いながら美晴をそっとベッドに座らせた兄貴。
『ちょっと疲れただろ?休憩しようか。眠ってもいいよ』
兄貴は美晴の体調に敏感だから、きっと気付いたはずだ。
ベッドに横になったら美晴はすぐに眠ってしまった。
『こんにちは、彼方くん』
『森先生、こんにちは。美晴、迷惑掛けてませんか?』
『みぃちゃんの行動なんて可愛いもんだよ。二人とも心配しなくても大丈夫だよ』
森先生の言葉に兄貴と二人で顔を見合わせた。
『だけど、少しだけ酸素濃度が低いんだ。多分息苦しいはずだよ』
『みぃ……』
『少しでも楽になるように、酸素つけておこうかな。検査結果は明日伝えるよ』
森先生はそう言って病室を出ていった。
『日向、検査どうだった?』
『最初いやがってたんだ。訳を聞くと、一人になるのが嫌だって。それを聞いた森先生が、俺も一緒に検査に付いていっていいって言ってくださったんだ』
『そうか……みぃ、淋しかったんだな……』
兄貴は辛そうに笑った。
『みぃ。おかえり』
笑顔で美晴を迎えた兄貴。
『かなにぃっ‼ おかえり』
兄貴の姿を見つけた美晴は、兄貴に抱きついた。
『検査頑張ってたんだね』
『ひなにぃが、ずっといっしょだったから、がんばれたよ』
『そうか~。よかったな』
そう言いながら美晴をそっとベッドに座らせた兄貴。
『ちょっと疲れただろ?休憩しようか。眠ってもいいよ』
兄貴は美晴の体調に敏感だから、きっと気付いたはずだ。
ベッドに横になったら美晴はすぐに眠ってしまった。
『こんにちは、彼方くん』
『森先生、こんにちは。美晴、迷惑掛けてませんか?』
『みぃちゃんの行動なんて可愛いもんだよ。二人とも心配しなくても大丈夫だよ』
森先生の言葉に兄貴と二人で顔を見合わせた。
『だけど、少しだけ酸素濃度が低いんだ。多分息苦しいはずだよ』
『みぃ……』
『少しでも楽になるように、酸素つけておこうかな。検査結果は明日伝えるよ』
森先生はそう言って病室を出ていった。
『日向、検査どうだった?』
『最初いやがってたんだ。訳を聞くと、一人になるのが嫌だって。それを聞いた森先生が、俺も一緒に検査に付いていっていいって言ってくださったんだ』
『そうか……みぃ、淋しかったんだな……』
兄貴は辛そうに笑った。