俺たちの妹・3
湊と葵が遊びに来てから一週間後。
みぃの体調が落ち着いてきて、ようやくICUから出られる事になった。
『かなにぃー』
俺の事を呼ぶみぃは、酸素をつけて点滴も手放せない状態だけど、肺炎は良くなってきている。
ただ、体力が落ちていることが心配だった……
今もベッドで体を起こしているものの、グッタリしている……
『どうした?』
『みぃ、げんきになった?』
いつもの病室に戻れたことで、元気になっていると理解しているみたいだった。
『お部屋は戻ってきたけど、まだもう少し元気になるために頑張ろうな』
こんな小さなみぃに頑張れとしか言えない俺は無力だ……
『みぃ、がんばるから……そんなお顔やだ』
みぃにこんなこと言わせちゃダメだな……
『俺も側にいるからね』
『かなにぃー、すきー』
みぃが嬉しそうに微笑んで、笑顔になった。
やっぱりみぃには笑顔が似合う。
この笑顔をずっと守り続けていきたい。
「かな兄」
ふと意識が現実に戻ってきた。
「どした?」
「早く退院してまた一緒にお仕事頑張るから。だから、少しだけお休みください」
目を覚ましたみぃは、眠る前の弱気なみぃではなかった。
「無理せずゆっくり治すんだよ。元気になったらまた一緒にお仕事しような」
「うん」
みぃの嬉しそうな笑顔に、俺の言葉は間違ってなかったと思った。
みぃの笑顔をこれからも守っていきたい。
そう再び思わせてくれた出来事だった。
みぃの体調が落ち着いてきて、ようやくICUから出られる事になった。
『かなにぃー』
俺の事を呼ぶみぃは、酸素をつけて点滴も手放せない状態だけど、肺炎は良くなってきている。
ただ、体力が落ちていることが心配だった……
今もベッドで体を起こしているものの、グッタリしている……
『どうした?』
『みぃ、げんきになった?』
いつもの病室に戻れたことで、元気になっていると理解しているみたいだった。
『お部屋は戻ってきたけど、まだもう少し元気になるために頑張ろうな』
こんな小さなみぃに頑張れとしか言えない俺は無力だ……
『みぃ、がんばるから……そんなお顔やだ』
みぃにこんなこと言わせちゃダメだな……
『俺も側にいるからね』
『かなにぃー、すきー』
みぃが嬉しそうに微笑んで、笑顔になった。
やっぱりみぃには笑顔が似合う。
この笑顔をずっと守り続けていきたい。
「かな兄」
ふと意識が現実に戻ってきた。
「どした?」
「早く退院してまた一緒にお仕事頑張るから。だから、少しだけお休みください」
目を覚ましたみぃは、眠る前の弱気なみぃではなかった。
「無理せずゆっくり治すんだよ。元気になったらまた一緒にお仕事しような」
「うん」
みぃの嬉しそうな笑顔に、俺の言葉は間違ってなかったと思った。
みぃの笑顔をこれからも守っていきたい。
そう再び思わせてくれた出来事だった。