俺たちの妹・3
今も変らず優しい二人だけど、今は二人とも大切な人も出来て…
これから私の事は気にせずに、幸せに暮らして欲しいと以前二人に伝えたら、怒られた。
『そんな事美晴に言われたくない!!それに、美晴の事を最優先に出来ないなら、俺はずっと一人でいい』
ひな兄は、悲しそうにそう言って病室から出て行ってしまった。
『みぃ。俺や日向は美晴の事ちっとも負担になんて思ってないし、彩も新もみぃの事大切だって言ってくれてる。
だから、みぃがいくら嫌がっても、俺達一家はみぃの近くにずっといるからね。でもほんとは、みぃからそんな言葉聞きたくないな……』
かな兄も切ない顔をしていた。
私は、ただ二人に負担をかけたくないと思って言ったんだけど、二人を傷つけてしまっていた。
きっと私の気持ちは二人に伝わる事はないんだな~と実感した。
ふっと、思考が現実に戻ってきた。
病室を見渡すと、葵とひな兄とかな兄がいた。
「みぃ、ボーっとしてたけど気分はどう?」
葵が私の目を見て聞いてくる。
嘘は許さないよ!と言われている気分。
「葵…ごめんいつ来てくれたの?全然知らなかった」
「俺たちはついさっきだよ。考え事?」
「昔の事を思い出してたの」
「昔の事?」
「かな兄やひな兄がくれた優しい言葉や、怒られた事とかね」
「俺も今回の美晴の行動で昔の事思い出してたよ。美晴が小学校の頃」
ひな兄の言葉に驚いた。
「ひな兄も?」
これから私の事は気にせずに、幸せに暮らして欲しいと以前二人に伝えたら、怒られた。
『そんな事美晴に言われたくない!!それに、美晴の事を最優先に出来ないなら、俺はずっと一人でいい』
ひな兄は、悲しそうにそう言って病室から出て行ってしまった。
『みぃ。俺や日向は美晴の事ちっとも負担になんて思ってないし、彩も新もみぃの事大切だって言ってくれてる。
だから、みぃがいくら嫌がっても、俺達一家はみぃの近くにずっといるからね。でもほんとは、みぃからそんな言葉聞きたくないな……』
かな兄も切ない顔をしていた。
私は、ただ二人に負担をかけたくないと思って言ったんだけど、二人を傷つけてしまっていた。
きっと私の気持ちは二人に伝わる事はないんだな~と実感した。
ふっと、思考が現実に戻ってきた。
病室を見渡すと、葵とひな兄とかな兄がいた。
「みぃ、ボーっとしてたけど気分はどう?」
葵が私の目を見て聞いてくる。
嘘は許さないよ!と言われている気分。
「葵…ごめんいつ来てくれたの?全然知らなかった」
「俺たちはついさっきだよ。考え事?」
「昔の事を思い出してたの」
「昔の事?」
「かな兄やひな兄がくれた優しい言葉や、怒られた事とかね」
「俺も今回の美晴の行動で昔の事思い出してたよ。美晴が小学校の頃」
ひな兄の言葉に驚いた。
「ひな兄も?」