俺たちの妹・3
暫くしても喉の痛みは治まらなくて……もう痛すぎて喋りたくない……
それにすごく寒くて……
もうすぐ冬だから寒いのは分かってるんだけど、いつもより寒い。
どうしよう……
こんな時はナースコールって分かってても、忙しいから迷惑かけちゃうと思うと、なかなか押せない……
「クシュン……」
寒すぎてくしゃみまで出てきた。
このままでいる方が迷惑掛けちゃうかな……
意を決してナースコールを押す。
「どうされました?」
「あの……ケホ、寒くて……毛布とか……ありますか?」
「分かりました。持っていきますね」
良かった……
ホッとしたのか、寒さが増す。
コンコンコン
「みぃちゃん、寒いって聞いたんだけど」
由奈さんが毛布を持ってきてくれた。
「あり、がと……ケホケホ」
由奈さんを見て安心したのか、涙が出る。
「みぃちゃん?辛いよね……喉痛いよね。無理して喋らなくていいからね」
そう言いながらチェックシートを見つめる由奈さん。
「…………みぃちゃん、もう一度体温計っておこうか」
由奈さんの言葉を聞いて小さく頷く。
「みぃちゃん。吐き気はある?」
体温計を挟みながら由奈さんは聞いてきた。
その問いかけに小さく首を振る。
それにすごく寒くて……
もうすぐ冬だから寒いのは分かってるんだけど、いつもより寒い。
どうしよう……
こんな時はナースコールって分かってても、忙しいから迷惑かけちゃうと思うと、なかなか押せない……
「クシュン……」
寒すぎてくしゃみまで出てきた。
このままでいる方が迷惑掛けちゃうかな……
意を決してナースコールを押す。
「どうされました?」
「あの……ケホ、寒くて……毛布とか……ありますか?」
「分かりました。持っていきますね」
良かった……
ホッとしたのか、寒さが増す。
コンコンコン
「みぃちゃん、寒いって聞いたんだけど」
由奈さんが毛布を持ってきてくれた。
「あり、がと……ケホケホ」
由奈さんを見て安心したのか、涙が出る。
「みぃちゃん?辛いよね……喉痛いよね。無理して喋らなくていいからね」
そう言いながらチェックシートを見つめる由奈さん。
「…………みぃちゃん、もう一度体温計っておこうか」
由奈さんの言葉を聞いて小さく頷く。
「みぃちゃん。吐き気はある?」
体温計を挟みながら由奈さんは聞いてきた。
その問いかけに小さく首を振る。