俺たちの妹・3
「前園さん、湯たんぽ交換してあげて。それから病室の温度少し上げよう。まだ寒いみたいだから」
「わかりました」
前園さんはすぐに病室を出て、準備してくれた。
コンコンコン
少しすると病室にノック音が聞こえた。
「どうぞ」
「みぃ、どうですか?」
葵が仕事を終えてやってきた。
「扁桃腺が腫れてて、熱も高いんだ。今解熱剤いれたところ。喉も頭も痛いって泣いちゃって」
「みぃが?」
「そう、みぃが痛くて泣くなんて珍しいだろ?だから少しでも和らげてあげたくて」
「ありがとうございます。俺、今日ここに泊まります」
「葵がいてくれたらみぃも心強いんじゃないかな。だけど、葵も無理するなよ!」
「分かってます。みぃに心配かけちゃうし無理はしません」
葵は苦笑い。
「俺今日は当直だから、何かあったら直接連絡して」
「わかりました」
それから、朝方に一度葵から連絡が入った。
〔みぃの体温また上がってきたので、解熱剤入れていいですか?〕
〔葵出来る?〕
〔はい、やります〕
〔さっきと同じ量でいいから〕
〔了解です〕
葵も頼もしい存在になってきたな。
だけど、一応自分の目で見ておきたいから、薄暗い廊下を歩きながら病室へ向かう。
「わかりました」
前園さんはすぐに病室を出て、準備してくれた。
コンコンコン
少しすると病室にノック音が聞こえた。
「どうぞ」
「みぃ、どうですか?」
葵が仕事を終えてやってきた。
「扁桃腺が腫れてて、熱も高いんだ。今解熱剤いれたところ。喉も頭も痛いって泣いちゃって」
「みぃが?」
「そう、みぃが痛くて泣くなんて珍しいだろ?だから少しでも和らげてあげたくて」
「ありがとうございます。俺、今日ここに泊まります」
「葵がいてくれたらみぃも心強いんじゃないかな。だけど、葵も無理するなよ!」
「分かってます。みぃに心配かけちゃうし無理はしません」
葵は苦笑い。
「俺今日は当直だから、何かあったら直接連絡して」
「わかりました」
それから、朝方に一度葵から連絡が入った。
〔みぃの体温また上がってきたので、解熱剤入れていいですか?〕
〔葵出来る?〕
〔はい、やります〕
〔さっきと同じ量でいいから〕
〔了解です〕
葵も頼もしい存在になってきたな。
だけど、一応自分の目で見ておきたいから、薄暗い廊下を歩きながら病室へ向かう。