俺たちの妹・3
「運ばれて来た時よりは良くなってるけど、雑音はまだまだ残ってるね……」
「みぃちゃん、まだ苦しそうだもんな……」
楓も仁もみぃの体調に寄り添ってくれていた。
「お前たち3人はきっとこれからもみぃちゃんの事、診ることがあると思う。
今回の音、忘れるなよ。
みぃちゃんに限らず、他の患者さんでも似た様な事になる場合がある。病院嫌いの患者さんは隠そうとしたりするから、しっかり見抜くんだよ」
「「「はい」」」
やっぱり救急外来は勉強になる……そう思わずにはいられなかった。
数日後、ようやく目を覚ましたみぃは、
「葵……ごめんね…」
と言葉を零した。
「謝ることないよ。目が覚めてよかった……どう?まだ苦しい?」
「酸素あるから、苦しいのはマシかな……でも、少しぐるぐるしてる」
みぃは隠さず俺に伝えてくれた。
「そうか…多分苦しさ軽減されてるのは、酸素のおかげかな……それと、ぐるぐるは多分貧血かな……」
「……葵、お医者さんみたい」
みぃは苦笑した。
「俺も成長出来てる?」
「………とっても」
みぃは嬉しい言葉を伝えてくれた。
そっと触れたみぃのおでこは、まだ熱かった。
「みぃちゃん、まだ苦しそうだもんな……」
楓も仁もみぃの体調に寄り添ってくれていた。
「お前たち3人はきっとこれからもみぃちゃんの事、診ることがあると思う。
今回の音、忘れるなよ。
みぃちゃんに限らず、他の患者さんでも似た様な事になる場合がある。病院嫌いの患者さんは隠そうとしたりするから、しっかり見抜くんだよ」
「「「はい」」」
やっぱり救急外来は勉強になる……そう思わずにはいられなかった。
数日後、ようやく目を覚ましたみぃは、
「葵……ごめんね…」
と言葉を零した。
「謝ることないよ。目が覚めてよかった……どう?まだ苦しい?」
「酸素あるから、苦しいのはマシかな……でも、少しぐるぐるしてる」
みぃは隠さず俺に伝えてくれた。
「そうか…多分苦しさ軽減されてるのは、酸素のおかげかな……それと、ぐるぐるは多分貧血かな……」
「……葵、お医者さんみたい」
みぃは苦笑した。
「俺も成長出来てる?」
「………とっても」
みぃは嬉しい言葉を伝えてくれた。
そっと触れたみぃのおでこは、まだ熱かった。