俺たちの妹・3
入院生活
葵side…
検査入院が始まってからあまり体調はよくなかったけど、突然体調が一気に悪くなったみぃ。
みぃしか分からない前兆とかあったのかな……
いつも一緒に居てもなかなか見破れないみぃの小さなSOSを、見つけてあげたい。
今も目の前にいるみぃは、高熱を出していて、起き上がることもままならなくて、点滴に繋がれている。
今の俺に出来ることは、傍にいて、みぃが辛そうなら和らげてあげること……
今回みぃに初めて解熱剤の注射をした。
好きな人に見られながらする注射は、いつも以上に緊張した。
みぃは慣れてるから特にかなー。
解熱剤を打てば、37度後半まで下がるけど、それでもまだまだ熱はあるわけだし……
薬が切れると高熱になってしまうので、みぃの体力も消耗されていった。
「みぃ……辛いところある?」
「のど……からだ……」
からだって体だよな……
「節々が痛い?」
コクン
「熱が高いからね……水分取れそう?」
俺の言葉に目に涙を溜めて首を振るみぃ。
「……ふぇ、無理」
あ、失敗した……
泣かせちゃ意味ないじゃん……
「みぃ、泣かないで。大丈夫だから。喉の痛みがなくなったら、少しずつ口から入れよう。今は無理する時じゃないからね……」
みぃしか分からない前兆とかあったのかな……
いつも一緒に居てもなかなか見破れないみぃの小さなSOSを、見つけてあげたい。
今も目の前にいるみぃは、高熱を出していて、起き上がることもままならなくて、点滴に繋がれている。
今の俺に出来ることは、傍にいて、みぃが辛そうなら和らげてあげること……
今回みぃに初めて解熱剤の注射をした。
好きな人に見られながらする注射は、いつも以上に緊張した。
みぃは慣れてるから特にかなー。
解熱剤を打てば、37度後半まで下がるけど、それでもまだまだ熱はあるわけだし……
薬が切れると高熱になってしまうので、みぃの体力も消耗されていった。
「みぃ……辛いところある?」
「のど……からだ……」
からだって体だよな……
「節々が痛い?」
コクン
「熱が高いからね……水分取れそう?」
俺の言葉に目に涙を溜めて首を振るみぃ。
「……ふぇ、無理」
あ、失敗した……
泣かせちゃ意味ないじゃん……
「みぃ、泣かないで。大丈夫だから。喉の痛みがなくなったら、少しずつ口から入れよう。今は無理する時じゃないからね……」