俺たちの妹・3
今回の入院では、体の怠さと痛みに参ってしまった。
病室のベッドに腰掛けながら今回の入院の事を思い出す。
高熱には慣れていても、痛みを伴うのはやっぱり辛い。
入院中から、少しずつ食べれるようになっていたお陰で、急激な体重の減少にはならなかったことが、何よりの救いだったり……
また今回もいろんな人に迷惑や心配を掛けてしまった。
体調に気を付けてても、崩してしまう弱い体。
いつか強くなるんじゃないかという淡い希望は、もう持たない。
この体とはこれからも付き合っていかなくちゃいけない。
小さい頃から、諦めることも、期待しちゃいけない事も知っている。
だけど、どうしても普通に憧れてしまう。
何気ない日常で十分なの。
特別な事なんていらないから……
ジワッと滲み出した涙が溢れないうちに拭きとる。
こんなネガティブな思考、みんなに知られたくない。
そんなことを考えながらいつの間にか眠ってしまっていたみたい。
『みぃ、一人で溜め込まずに俺を頼って』
夢の中で、そんな声が聞こえた気がした。
その言葉が嬉しくて、涙が流れた。
『みぃ、泣かないで……』
悲しそうな声に、私まで悲しくなった。
夢の中でも私は悲しませてしまっている……
前向きにならなきゃ。
いろんな事を考えた入院生活だった。
病室のベッドに腰掛けながら今回の入院の事を思い出す。
高熱には慣れていても、痛みを伴うのはやっぱり辛い。
入院中から、少しずつ食べれるようになっていたお陰で、急激な体重の減少にはならなかったことが、何よりの救いだったり……
また今回もいろんな人に迷惑や心配を掛けてしまった。
体調に気を付けてても、崩してしまう弱い体。
いつか強くなるんじゃないかという淡い希望は、もう持たない。
この体とはこれからも付き合っていかなくちゃいけない。
小さい頃から、諦めることも、期待しちゃいけない事も知っている。
だけど、どうしても普通に憧れてしまう。
何気ない日常で十分なの。
特別な事なんていらないから……
ジワッと滲み出した涙が溢れないうちに拭きとる。
こんなネガティブな思考、みんなに知られたくない。
そんなことを考えながらいつの間にか眠ってしまっていたみたい。
『みぃ、一人で溜め込まずに俺を頼って』
夢の中で、そんな声が聞こえた気がした。
その言葉が嬉しくて、涙が流れた。
『みぃ、泣かないで……』
悲しそうな声に、私まで悲しくなった。
夢の中でも私は悲しませてしまっている……
前向きにならなきゃ。
いろんな事を考えた入院生活だった。