俺たちの妹・3
「たにぐちせんせい。えほんおわったよー」
舞ちゃんが律儀に報告してくれた。
「舞ちゃん、教えてくれてありがとう。先生はみぃお姉ちゃんとお話があるから、みんなで遊べるかな?」
「「「はぁい」」」
子どもはやっぱり素直だな。
みぃの手をそっと引いて、近くの診察室に入る。
パタン
ドアを閉めて、診察室で二人きり。
他の患者さんに聞かれちゃまずいしな。
「…………みぃ。どういうつもりかな?」
いつもより低く出た声にみぃの体がビクッと揺れる。
「えっと…」
「司さんに許可まだ貰ってないよな?それなのに勝手なことしちゃ、ダメだろ?」
「だって……」
「だってじゃない。また入院したいの?」
俺の言葉を聞いて、みぃの目に涙か溜まる。
「泣いてもだめ。今回はみぃが悪いよ」
「………………そんなこと、分かってるっ‼‼」
珍しくみぃが逆ギレだ。
でもここは冷静にいかないと……
「分かってるんだったら、尚更ダメじゃん。ボランティアも仕事も許可が下りてからだって言われてたでしょ?」
みぃは言いたいことがあるはずなのに、唇をギュッと噛んだまま、何も言わない。
舞ちゃんが律儀に報告してくれた。
「舞ちゃん、教えてくれてありがとう。先生はみぃお姉ちゃんとお話があるから、みんなで遊べるかな?」
「「「はぁい」」」
子どもはやっぱり素直だな。
みぃの手をそっと引いて、近くの診察室に入る。
パタン
ドアを閉めて、診察室で二人きり。
他の患者さんに聞かれちゃまずいしな。
「…………みぃ。どういうつもりかな?」
いつもより低く出た声にみぃの体がビクッと揺れる。
「えっと…」
「司さんに許可まだ貰ってないよな?それなのに勝手なことしちゃ、ダメだろ?」
「だって……」
「だってじゃない。また入院したいの?」
俺の言葉を聞いて、みぃの目に涙か溜まる。
「泣いてもだめ。今回はみぃが悪いよ」
「………………そんなこと、分かってるっ‼‼」
珍しくみぃが逆ギレだ。
でもここは冷静にいかないと……
「分かってるんだったら、尚更ダメじゃん。ボランティアも仕事も許可が下りてからだって言われてたでしょ?」
みぃは言いたいことがあるはずなのに、唇をギュッと噛んだまま、何も言わない。