俺たちの妹・3
新の行動に、思わず彩と目を合わせた。
子どもの行動って、素直でかわいいなー。
「新。大丈夫だよ。怖いことは何もないからね」
俺の言葉に小さくうなずいた新。
夜間の為、夜間診療出入口へ向かう。
受付を済ませた彩は、俺の隣に座り、新を抱き上げた。
「新の知ってる先生だといいね」
頷いた新は、さっきからぐずぐず言いつつも、ぐったりしている。
「お熱計ろうね」
彩は問診票と共に体温も計った。
ピピ、ピピ、ピピ……
「んー上がってる……病院に来て正解だったね」
彩は苦笑する。
表示を覗き込むと38.4の表示。
そりゃ、新もぐずるわけだ。
「城之内新くんどうぞー」
看護師に呼ばれて診察室へ入る。
「おー、新じゃん。どした?」
「ありゃ、新。珍しいな」
まさかの樹と葵だった。
「いっくんとあおいだ……」
見知った顔に新の緊張も少し解けたようだった。
「んー辛そうだな……葵、診てあげて?今小児科の研修だろ?」
「はい」
樹の言葉に頷いた葵。
「新。ちょっと後でもしもしさせてね」
その言葉を言ってから、葵の顔つきが変わった。
子どもの行動って、素直でかわいいなー。
「新。大丈夫だよ。怖いことは何もないからね」
俺の言葉に小さくうなずいた新。
夜間の為、夜間診療出入口へ向かう。
受付を済ませた彩は、俺の隣に座り、新を抱き上げた。
「新の知ってる先生だといいね」
頷いた新は、さっきからぐずぐず言いつつも、ぐったりしている。
「お熱計ろうね」
彩は問診票と共に体温も計った。
ピピ、ピピ、ピピ……
「んー上がってる……病院に来て正解だったね」
彩は苦笑する。
表示を覗き込むと38.4の表示。
そりゃ、新もぐずるわけだ。
「城之内新くんどうぞー」
看護師に呼ばれて診察室へ入る。
「おー、新じゃん。どした?」
「ありゃ、新。珍しいな」
まさかの樹と葵だった。
「いっくんとあおいだ……」
見知った顔に新の緊張も少し解けたようだった。
「んー辛そうだな……葵、診てあげて?今小児科の研修だろ?」
「はい」
樹の言葉に頷いた葵。
「新。ちょっと後でもしもしさせてね」
その言葉を言ってから、葵の顔つきが変わった。