俺たちの妹・3
「みぃ、ちょっと体温を計るね」
そう声を掛けてから、体温計を挟む。
ピピ、ピピ、ピピ
すぐに鳴り、抜き取って表示を見る。
37.9
んーやっぱりあるな……
俺の腕の中で踞るみぃは、見てるだけで辛そうだ……
みぃの辛さが少しでも和らぐように、そっと頭を撫でる。
暫くすると、車が停まった。
「到着いたしました」
「ありがとうごさいます。助かりました」
松本さんにお礼を言って、みぃを抱き抱えて降りる。
「いえ、美晴様の事よろしくお願いします」
松本さんは、俺にも頭を下げてくれる。
「はい。日向の元に急ぎます」
松本さんを後にして、日向の元へ向かった。
「湊っ‼」
俺とみぃの姿を見つけた日向は声をかけてきた。
「日向、ごめん。俺側にいたんだけど」
「大丈夫、想定の範囲内だから。美晴、頼らなかったんだろ?いつものことだから」
日向はみぃから目線は離さないにしても、俺の事を責めたりはしなかった。
それどころか、想定の範囲内って……
みぃも、なかなか手を焼く存在なんだな
「湊、悪いけどここに乗せて欲しいんだ」
カラカラとストレッチャーを押してきた日向。
それに従い、俺はそっとみぃをストレッチャーに乗せた。
そう声を掛けてから、体温計を挟む。
ピピ、ピピ、ピピ
すぐに鳴り、抜き取って表示を見る。
37.9
んーやっぱりあるな……
俺の腕の中で踞るみぃは、見てるだけで辛そうだ……
みぃの辛さが少しでも和らぐように、そっと頭を撫でる。
暫くすると、車が停まった。
「到着いたしました」
「ありがとうごさいます。助かりました」
松本さんにお礼を言って、みぃを抱き抱えて降りる。
「いえ、美晴様の事よろしくお願いします」
松本さんは、俺にも頭を下げてくれる。
「はい。日向の元に急ぎます」
松本さんを後にして、日向の元へ向かった。
「湊っ‼」
俺とみぃの姿を見つけた日向は声をかけてきた。
「日向、ごめん。俺側にいたんだけど」
「大丈夫、想定の範囲内だから。美晴、頼らなかったんだろ?いつものことだから」
日向はみぃから目線は離さないにしても、俺の事を責めたりはしなかった。
それどころか、想定の範囲内って……
みぃも、なかなか手を焼く存在なんだな
「湊、悪いけどここに乗せて欲しいんだ」
カラカラとストレッチャーを押してきた日向。
それに従い、俺はそっとみぃをストレッチャーに乗せた。