俺たちの妹・3
日向side…
やっぱり無理してたな……
湊によって運ばれてきた美晴は、今朝送り出した時よりもぐったりしていた。
未然に防ぎたかったけど、美晴は俺たちがストップ掛けるの嫌がるから……
それに美晴本人から教えて欲しいから……
でも、俺の勝手なわがままで美晴にはまたしんどい思いをさせてしまったな……
美晴が乗ったストレッチャーをゆっくり押して、診察室へ運ぶ。
「日向、サンキューな」
診察室では司さんが待っててくれた。
「美晴から教えてほしかったんですが、ダメでした。すみません」
「みぃはなかなか自分からは言わないからなー」
司さんも苦笑い。
「湊が運んできてくれたんですけど、熱は37.9だったみたいです。 このまま下がってくれたらいいんですけど……」
「分かった、とりあえず診てみるよ。みぃ診察するよ」
「つ、くん…ひな、くん……ごめ……」
「みぃ、無茶しすぎだから」
そんな言葉を落として、診察を進める司さん。
「喘鳴は聞こえないから、発作の前兆ではないよ。無理し過ぎたかな……彼方が仕事量調節してるだろうから、負担は最低限で防げる量だとは思うんだけどね……」
「出勤のときはあまり体調崩さなかったら、大丈夫だと思ってたんですけどね…… 季節の変わり目だしその辺りも関係あるかもですね」
湊によって運ばれてきた美晴は、今朝送り出した時よりもぐったりしていた。
未然に防ぎたかったけど、美晴は俺たちがストップ掛けるの嫌がるから……
それに美晴本人から教えて欲しいから……
でも、俺の勝手なわがままで美晴にはまたしんどい思いをさせてしまったな……
美晴が乗ったストレッチャーをゆっくり押して、診察室へ運ぶ。
「日向、サンキューな」
診察室では司さんが待っててくれた。
「美晴から教えてほしかったんですが、ダメでした。すみません」
「みぃはなかなか自分からは言わないからなー」
司さんも苦笑い。
「湊が運んできてくれたんですけど、熱は37.9だったみたいです。 このまま下がってくれたらいいんですけど……」
「分かった、とりあえず診てみるよ。みぃ診察するよ」
「つ、くん…ひな、くん……ごめ……」
「みぃ、無茶しすぎだから」
そんな言葉を落として、診察を進める司さん。
「喘鳴は聞こえないから、発作の前兆ではないよ。無理し過ぎたかな……彼方が仕事量調節してるだろうから、負担は最低限で防げる量だとは思うんだけどね……」
「出勤のときはあまり体調崩さなかったら、大丈夫だと思ってたんですけどね…… 季節の変わり目だしその辺りも関係あるかもですね」