俺たちの妹・3
「そうだな……前回の検診では特に異常はなかったし、大丈夫だと思うけど…… みぃ、辛いところはどこ?」
「…………ん、つ、くん?」
診察されながらも少しうとうとしていた美晴は、司さんの問いかけに意識を浮上させた。
「辛いところ、どこかな?」
「……ぐるぐるする」
「目眩か……貧血も出てるからそれからきてるかもな……みぃ、貧血抑える点滴するな」
司さんはそう声をかけてから、点滴をした。
「体温も計っておくね」
スルッと体温計を滑り込ませた司さん。
この光景も随分見慣れてるよな……
ピピ、ピピ、ピピ
「やっぱり上がってる」
すぐに体温計を引き抜いて表示を見せてきた司さん。
38.4
一気に上がったな……
「今のところ発作の前兆はないし、熱は上がってきたけど今回は入院はしなくても大丈夫かな。その代わり薬出しておくよ。誰か家で付き添える?」
「俺、明日休みなんで大丈夫です」
「あまりにも辛そうだったり、熱が下がらなかったりしたらつれてきて」
「わかりました。美晴、入院せずにすんで喜ぶと思います」
「そっか、最近落ち着いてきてるからね」
「…………ん、つ、くん?」
診察されながらも少しうとうとしていた美晴は、司さんの問いかけに意識を浮上させた。
「辛いところ、どこかな?」
「……ぐるぐるする」
「目眩か……貧血も出てるからそれからきてるかもな……みぃ、貧血抑える点滴するな」
司さんはそう声をかけてから、点滴をした。
「体温も計っておくね」
スルッと体温計を滑り込ませた司さん。
この光景も随分見慣れてるよな……
ピピ、ピピ、ピピ
「やっぱり上がってる」
すぐに体温計を引き抜いて表示を見せてきた司さん。
38.4
一気に上がったな……
「今のところ発作の前兆はないし、熱は上がってきたけど今回は入院はしなくても大丈夫かな。その代わり薬出しておくよ。誰か家で付き添える?」
「俺、明日休みなんで大丈夫です」
「あまりにも辛そうだったり、熱が下がらなかったりしたらつれてきて」
「わかりました。美晴、入院せずにすんで喜ぶと思います」
「そっか、最近落ち着いてきてるからね」