俺たちの妹・3
今回、美晴は司さんの配慮により入院せずにすんだ。
ただ、熱が結構あるので油断は禁物だけど、俺と葵とで家で看る事になった。
「美晴?」
「……ひな、にぃ……」
「今回は入院しなくて、大丈夫だって。もちろん家でも無理は禁物だけどね」
「よか、た。ごめ、ね……」
「熱あるからしんどいだろ。早く熱下げような」
美晴は俺の言葉に小さく頷いた。
「みぃ、ちょっと無理しすぎだな。仕事の量多かったらちゃんと言うんだよ」
「大丈夫、と思ったの」
「昨日までは大丈夫でも、今日は大丈夫じゃなかったでしょ?無理はダメ」
「……きをつけます」
この返事の仕方は気を付けないな……
美晴にとっては仕事が出来ることは嬉しい事だから、少しくらいは無理をするんだろう……
だからこそ、心配は尽きない……
司さんも美晴の思考は分かっているのか、苦笑している。
「まぁ、とりあえず今日は入院しない代わりに、点滴受けてね。明日も下がらなかったら点滴受けに来ること。それが入院しない条件」
「わかった」
「点滴室まで行けそう?」
「うん。いく」
そう言って体を起こそうとしたみぃだけど、
ポスン……
ベッドに舞い戻ってしまった……
「無理そうだな……ここでしようか」
「ごめんね……」
「大丈夫だよ。頑張ろうな」
ただ、熱が結構あるので油断は禁物だけど、俺と葵とで家で看る事になった。
「美晴?」
「……ひな、にぃ……」
「今回は入院しなくて、大丈夫だって。もちろん家でも無理は禁物だけどね」
「よか、た。ごめ、ね……」
「熱あるからしんどいだろ。早く熱下げような」
美晴は俺の言葉に小さく頷いた。
「みぃ、ちょっと無理しすぎだな。仕事の量多かったらちゃんと言うんだよ」
「大丈夫、と思ったの」
「昨日までは大丈夫でも、今日は大丈夫じゃなかったでしょ?無理はダメ」
「……きをつけます」
この返事の仕方は気を付けないな……
美晴にとっては仕事が出来ることは嬉しい事だから、少しくらいは無理をするんだろう……
だからこそ、心配は尽きない……
司さんも美晴の思考は分かっているのか、苦笑している。
「まぁ、とりあえず今日は入院しない代わりに、点滴受けてね。明日も下がらなかったら点滴受けに来ること。それが入院しない条件」
「わかった」
「点滴室まで行けそう?」
「うん。いく」
そう言って体を起こそうとしたみぃだけど、
ポスン……
ベッドに舞い戻ってしまった……
「無理そうだな……ここでしようか」
「ごめんね……」
「大丈夫だよ。頑張ろうな」