俺たちの妹・3
結局美晴の熱は2日続いた。
その間に発作が、起きなかった事が何よりの救いだった。
「みぃ、おはよ。体調どう?」
「葵……おはよ。昨日よりマシになったよ。ありがとう」
二人の会話を聞きながら、診察の準備を進める。
「美晴、診察させてね」
俺の言葉に頷いて、きちんと準備をしてくれる美晴は、やっぱり素直だよな……
「熱も下がったし、大丈夫かな。他に苦しいとか辛いところある?」
「ううん、大丈夫」
そう言いながら、ゆっくり体を起こす美晴。
「みぃ、良かった……発熱はやっぱり辛そうだから……」
葵も心配だっただろうな……
「心配かけて ごめんね。 体調管理、どうして私は出来ないんだろう……気を付けてるんだけどな……」
美晴の切実な声だった。
「みぃ…… みぃが体調管理に気を付けてることはみんな分かってるよ。でもね、みぃは頑張りやさんだから、少しくらいなら大丈夫って思ったりしてるんじゃない?」
葵の言葉にたじろぐみぃ。
「え?」
「ちょっと体調悪いかもって思っても、大丈夫って思っちゃってない?」
「……そうかも。でも大丈夫な時もあるし」
「その大丈夫な時が特別だったとしたら?」
「…………」
「本当は大丈夫じゃないんだよ。体調悪いかな……と思ったら、大丈夫と思わず体を休めるようにしてごらん?」
「…………」
葵の言葉に黙りこむ美晴。
その間に発作が、起きなかった事が何よりの救いだった。
「みぃ、おはよ。体調どう?」
「葵……おはよ。昨日よりマシになったよ。ありがとう」
二人の会話を聞きながら、診察の準備を進める。
「美晴、診察させてね」
俺の言葉に頷いて、きちんと準備をしてくれる美晴は、やっぱり素直だよな……
「熱も下がったし、大丈夫かな。他に苦しいとか辛いところある?」
「ううん、大丈夫」
そう言いながら、ゆっくり体を起こす美晴。
「みぃ、良かった……発熱はやっぱり辛そうだから……」
葵も心配だっただろうな……
「心配かけて ごめんね。 体調管理、どうして私は出来ないんだろう……気を付けてるんだけどな……」
美晴の切実な声だった。
「みぃ…… みぃが体調管理に気を付けてることはみんな分かってるよ。でもね、みぃは頑張りやさんだから、少しくらいなら大丈夫って思ったりしてるんじゃない?」
葵の言葉にたじろぐみぃ。
「え?」
「ちょっと体調悪いかもって思っても、大丈夫って思っちゃってない?」
「……そうかも。でも大丈夫な時もあるし」
「その大丈夫な時が特別だったとしたら?」
「…………」
「本当は大丈夫じゃないんだよ。体調悪いかな……と思ったら、大丈夫と思わず体を休めるようにしてごらん?」
「…………」
葵の言葉に黙りこむ美晴。