俺たちの妹・3
熱がようやく下がったのは、救急車で運ばれてから、2週間後だった。
高熱が続いたせいで、理想だった体重は落ちて、体力もなくなってしまった。
美晴の体力が戻るまで、暫くは入院する事になったんだ。
「美晴、入るよ」
美晴の病室の前に立ち、ノックはせず声をかける。
美晴は、眠っていても、ノックの音で目が覚めてしまう事もあるので、寝れている時は寝かせてあげたいと思っている。
そっと病室へ入ると、酸素と点滴を付けた美晴がベットに横たわっていた。
まだ、落ち着かないか……
「早く良くなりますように……」
そっとおでこに手を当てて、呟いた。
母さんが体調を崩した美晴に良くやっていて、俺も兄貴もいつの間にか、おまじないの様にやってしまっている事だった。
医者がおまじないだなんて、きっと笑われるんだろうけど、美晴の体調の為なら、俺たち兄弟はきっとやり続けるんだと思う。
俺は、そっと病室を後にして、医局へ戻った。
高熱が続いたせいで、理想だった体重は落ちて、体力もなくなってしまった。
美晴の体力が戻るまで、暫くは入院する事になったんだ。
「美晴、入るよ」
美晴の病室の前に立ち、ノックはせず声をかける。
美晴は、眠っていても、ノックの音で目が覚めてしまう事もあるので、寝れている時は寝かせてあげたいと思っている。
そっと病室へ入ると、酸素と点滴を付けた美晴がベットに横たわっていた。
まだ、落ち着かないか……
「早く良くなりますように……」
そっとおでこに手を当てて、呟いた。
母さんが体調を崩した美晴に良くやっていて、俺も兄貴もいつの間にか、おまじないの様にやってしまっている事だった。
医者がおまじないだなんて、きっと笑われるんだろうけど、美晴の体調の為なら、俺たち兄弟はきっとやり続けるんだと思う。
俺は、そっと病室を後にして、医局へ戻った。