俺たちの妹・3
『それからは、彼女は無理に作らなくていいかーってなって、今まで作らなかったわけ。気を悪くしちゃった?』
ひなくんは悲しそうに聞いてきた。
『大丈夫だよ。ひなくんがみぃちゃんのことを心配だったのは分かるもん』
『ありがとう。だけど由奈は気負わないでね。美晴を優先というか、体調の悪い美晴をほっとけないだけで……由奈が体調悪かったら俺は由奈を優先するし。
今は美晴の側には葵がいるから、以前より少し違うと思う』
『ひなくんの思うように動いたらいいと思うよ』
そんな話をしたのはずいぶん前の事のように思える。
「ん?由奈?どした?」
私の視線を感じのたか不思議そうに効いてきたひなくん。
「ううん、何でもないよ。ひなくんの彼女たちの話を思いだしてたの」
笑いながら伝えると
「あぁ、あの話……あれから俺は変われたのかなー」
とポツリと呟きをこぼしたひなくん。
…………何か悩みかな……
でもひなくんが、話してくれるまでは待っておこう。
車はどんどん走っていく。
「もうそろそろだよー。平日でも結構人いるなー」
「ほんとだー。人気の場所だしね」
今日、私たちの目的は、紅葉を見ること。
普段の生活で自然に触れあう事が少ない私たちは、休日にこうやって自然と触れあって気持ちをリフレッシュさせたりする。
今の季節は丁度紅葉シーズンだし、私たちにはもってこいだった。
ひなくんは悲しそうに聞いてきた。
『大丈夫だよ。ひなくんがみぃちゃんのことを心配だったのは分かるもん』
『ありがとう。だけど由奈は気負わないでね。美晴を優先というか、体調の悪い美晴をほっとけないだけで……由奈が体調悪かったら俺は由奈を優先するし。
今は美晴の側には葵がいるから、以前より少し違うと思う』
『ひなくんの思うように動いたらいいと思うよ』
そんな話をしたのはずいぶん前の事のように思える。
「ん?由奈?どした?」
私の視線を感じのたか不思議そうに効いてきたひなくん。
「ううん、何でもないよ。ひなくんの彼女たちの話を思いだしてたの」
笑いながら伝えると
「あぁ、あの話……あれから俺は変われたのかなー」
とポツリと呟きをこぼしたひなくん。
…………何か悩みかな……
でもひなくんが、話してくれるまでは待っておこう。
車はどんどん走っていく。
「もうそろそろだよー。平日でも結構人いるなー」
「ほんとだー。人気の場所だしね」
今日、私たちの目的は、紅葉を見ること。
普段の生活で自然に触れあう事が少ない私たちは、休日にこうやって自然と触れあって気持ちをリフレッシュさせたりする。
今の季節は丁度紅葉シーズンだし、私たちにはもってこいだった。